2018/07/04
日記
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南京事件。インク書きの日記は偽物(2) 小野賢二の「南京大虐殺を記録した皇軍兵...
南京事件。インク書きの日記は偽物(2) 小野賢二の「南京大虐殺を記録した皇軍兵士たち」のインク書きの日記は偽物。 私見。南京戦や徐州会戦で戦死すれば、背嚢の中の日記は雨ざらし。 日記(遺言書)を遺族たちに読んでもらいたいなら、 鉛筆書きでなければならない。だから、麦と兵隊の日記は鉛筆書き。 問、斉藤次郎のインク書きの日記は偽物ですか。 参考資料。 (一)斉藤次郎陣中日記。所属、歩兵六五連隊本部通信班小行李・編成。輜重特務兵(一九三八年一月一等兵に進級) 職業、農家、住所、福島県。遺族より。日記(縦11,5cm、横7,5cm。インク書き。) 十月九日 雨 土 今日も雨だ、大季行(大行李)が白米を受け取りに行く。(略)夕刻大行季(李)が連絡がとれず空馬で帰って来る。 不審な点。 大行李の李を季と記述。己の勤務部署の漢字知らない。 十一月三日 曇、時折小雨 いよいよ今日は聯隊本部が劉家行より斉家村に移動するので小行季(李)は通信器材を運ぶので久し振りで出る。 毎日思わしくないお天気で路の悪い事無類、 今日は明治節なので各所の幕舎に日の丸の国旗がヒラヒラと朝風ひるがえい(え)つて居リ君が代の国歌がりうよう(亮亮?) として聞こい(え)てくる。自分も東方遥かに拝し皇運の繁栄、家内安全、武運長久を祈る、紅白の御紋章入りのお菓子を頂く、 劉家行に行き関根平治、有馬兵部君等に会う。第一戦(線)に出て醜かった話ばかり、六五聯隊でも戦死者約五百余名、 戦傷者1千名程の犠牲者を出し未だ行方不明の戦友があるとか、 故郷の方では隣村の唯(誰)は戦死だ、家中の唯(誰)は負傷だなど、大変な騒ぎだろう、主に馬家宅の攻撃が苦戦だった。 朱家宅い(へ)行くのに連絡が仲仲取れず午后四時頃になってしまふ。腹が空いてペコペコになった頃,繁野勇雄君と武田力君と三人で 乾パン1袋を食べて居ると何処の隊の輜重兵伍長がビール瓶に半分程残したビールをくれて行く、のんどが乾いた処なので水の替りに飲む うまさ、一時は目がシラシラする程に酔ふ。 不審な点。 ①日本人は「路」とは書かずに「道」とかく。 ②明治節の祝いの日に、六五連隊の死傷者一五〇〇人(連隊総数の約半分)を記述するのはオカシイし、死傷者数は軍の機密。 ③日記が雨に濡れた様子がない。2年間背嚢に入っていたとは? 十一月十日 快晴 (略)日支事変の両国戦死傷者が二十七日陸軍省発表とあるのを採録す。 上海 敵遺棄死体、61,000 (十月二十三日迄) 我軍戦死者、5,173(十月二十四日迄) 十一月十三日。晴 (略)昨日の空襲の情報を聞く。敵機と思われたのが友軍の飛行機で羅店鎮を嘉定と間違ひ(へ)たとか、両角部隊の第三大隊が此の難に 会ひ兵即死四名、重軽傷多数あり、馬も死んだのが4頭あり、×××町出身の佐藤源次郎君が戦死した。若松の宿舎鳥万にて面白い 戯談に皆は(を)笑わして居つた人気者だったが惜しい事をした。君よ心おきなく護国の神となり我が皇国を守られよ。(略) 不審な点。 ①何故事故死を日記に書くのか。大隊の兵数は千人だから佐藤源次郎は一人。名誉の戦死が事故死では、家族が可哀そうだ。 ②このような惨いことを書いて、「検閲」に通るはずもないし、戦友に日記を見られたら、斉藤次郎は後ろから鉄砲で打たれても、 文句は言えない。 ③しかも、「君よ心おきなく護国の神となり我が皇国を守られよ。」とは、皮肉の極み。 この日記を、ねつ造したのは、日本人ではない。明らかに日本人に憎しみを持つ人。 十二月十四日、 (略)南京市一里半前方の支那海軍の海兵団に到着す。此処が両角本部の宿営地(略) 十二月十八日。曇、寒。 (略)午前零時敗残兵の死体かたづけに出動の命令が出る。小行李全部が出発する、途中死屍累々として其の数を知れぬ敵兵の中を行く、 吹いて来る一順(陣?)の風もなまぐさく何んとなく殺気立って居る。揚子江岸で捕慮(虜)〇〇〇名銃殺する。 昨日まで月光コウコウとして居つたのが今夜は曇り、薄明るい位、霧の様な雨がチラチラ降ってきた。(略)午前3時帰営、就寝、 不審な点。 ①小行李だから、戦闘ではなくて、後片付けの使役は正しい任務と思うが、本部両角の宿舎から処刑場まで約2里(?)往復4里(?)なのに12時に命令を受けて帰営が 午前三時。出発準備が30分なら、かたずけの時間はマイナス1時間30分?になる。両角本部の宿舎から、処刑場までの距離は、 2Kmはウソなのだろうか。 ②小行李の少数の人間が、ほとんど後かたずけしないで後かたずけが終わるのだから、捕虜000名銃殺は百数十人程度という事か。(続きを読む)
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