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箸墓古墳

「卑弥呼の墓」とされる古墳は日本にいくつあるんですか? 箸墓(はしはか)古墳だ...
「卑弥呼の墓」とされる古墳は日本にいくつあるんですか? 箸墓(はしはか)古墳だけですか? ついに調査開始です。 http://sankei.jp.msn.com/life/news/130225/art13022503130000-n1.htm 産経新聞は厳粛に 調査するべし! と言っています。 ↓ ーーー 【主張】 「卑弥呼の墓」 陵墓の静謐崩さぬ調査を 2013.2.25 03:13 (1/2ページ)[主張] 古代史ファンは、胸をわくわくさせて見守ったのではないか。「卑弥呼の墓」説もある箸墓(はしはか)古墳で初めて行われた考古学者らの踏査である。 同時に実施された西殿塚(にしとのづか)古墳も併せ、これまで宮内庁が陵墓として厳しく管理してきた。約1時間半、墳丘の周縁部を歩くだけで、測量や遺物採集などはできなかったものの、専門家がその目でじっくり観察できた意義は大きい。 宮内庁の判断を評価するとともに、こうした歩みが徐々に広げられることを望みたい。一方で、陵墓は皇室の祖先が眠る墳墓でもある。尊厳や静謐(せいひつ)を守りながらの調査の道を探ってほしい。 奈良や大阪を中心に分布する大型古墳の多くは、古代天皇家の陵墓に定められている。発掘調査はもちろん、墳丘への立ち入りなども禁じられてきた。 「日本の歴史を明らかにするためにも陵墓の調査を」との考古学・歴史学界の要請で、宮内庁が平成20年から、時間や参加者を限定しての公開に踏み切った。 何より今回、箸墓古墳を調査できたことが大きい。日本列島で最初に築かれた大型の前方後円墳だからだ。築造の時期は3世紀半ばとみられ、「魏志倭人伝」では西暦247年ごろ亡くなったとされる邪馬台国の女王・卑弥呼の墓の可能性が指摘される。 今回踏査では表面が葺石(ふきいし)で覆われている様子などが確認された。また西殿塚はより新しい様相が見られ、卑弥呼の後継者・壱与(いよ)の墓との説が改めて浮上した。 しかし卑弥呼や壱与のことは、日本の文献である「古事記」や「日本書紀」には出てこない。初期大和政権の天皇とは、どう関係するのか。今回の調査を機に、国の成り立ちに関する研究も少しずつ進んでほしい。 気がかりなことがないでもない。今回調査が過大に評価され、一部に「次は一般公開を」とか「本格的な発掘を」などの期待が寄せられていることだ。 陵墓はエジプトや中国などの王墓とは決定的に違う。現在まで連綿と続く皇室の父祖の墳墓という点である。静かな環境は保持していかねばならない。 墳丘に立ち入り、詳細な観察を続けるだけでも分かることは少なくない。科学的な知見の蓄積と、陵墓への尊厳を両立させる調査を今後も期待したい。(続きを読む)





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