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過保護のカホコ

日テレドラマ『過保護のカホコ』第7話を視聴した。 (長文注意・中盤より竹内涼真...
日テレドラマ『過保護のカホコ』第7話を視聴した。 (長文注意・中盤より竹内涼真について書いてます。) 物語は「起承転結」の『転』に移った。前回、第6話の状態をしばらく維持するのであれば「後半に向けて……盛り上がりに欠けるかな?」って懸念があったけど、そんな事は「遊川作品」にはあり得ない。 チャンと母親(黒木瞳)と「カホコ」の関係性のワンステップとして区切りを付ける形となり、視聴者を飽きさせない配慮がなされた。 第1話の感想でも触れた通り、視聴している殆どの人がこの「カホコ」という特異なキャラクターを見事に演じている『高畑充希』の演技力の高さに感嘆するのと同時に演出家の巧みさが光った。 『高畑充希』の「バファリンルナi」のCMで話題を呼んだ変顔の「顔がブチャクなる」をパロディ的に取り入れて軽い笑いを誘いつつも、シビアな部分にも使って日常感を出している。 これを「美人過ぎる女優」がしてしまうと、嫌味や、わざとらしさに映って、顰蹙を買うが「高畑充希」が演じるととても自然に見える。 ここまで「高畑充希」を褒めちぎっているばかりだけど、今回は相手役の『竹内涼真』にもスポットライトを当てたい。 近年、所属事務所ゴリ押しの「無理矢理イケメン」が多い中、『竹内涼真』は、久し振りに若手イケメンスターになる可能性を秘めているのではないか?と個人的に思う。 「自然発生的に生まれた人気」ではなく『所属事務所』が大金を掛けて作ったいわば「養殖されたスター」は、出だし好調でも、時が経てば馬脚を現し35歳過ぎた時には仕事が無いってパターンが多い。 元々、演技力に裏打ちされた人気では無いため『旬を過ぎればただの人』で忘れられ易い。 しかし、「竹内涼真」のこのドラマの演技では、少々、オーバーかと言われるかもしれないが『若き日の松田優作』を少し垣間見た思いがした。 普段、チャラい感じで正論を言い「カホコ」を諭す場面とシビアに語る場面のギャップが往年の名作ドラマ「探偵物語」の一場面の様に感じられたからだ。 この「過保護のカホコ」というホームドラマでありながら特殊な設定……普段、呑気な空気感の中に突如現れる「麦野始」の孤独感は、強烈なギャップとして描かれている。 脚本の巧みさも相まって「竹内涼真」の演技が上手く見えるだけではないと感じるのは、身体から湧いて来る迫力があるからだ。 「養殖イケメン俳優」にありがちな、いかにも『いつもジムで鍛えてます感』が竹内涼真にまるで感じられない。 見せるための筋肉(ボディービルダー)ではなく、実践スポーツの為の筋肉のつき方をしている様な気がするのだ。 コレは、意外に重要で……普段からタンクトップ「オラオラ系」でグイグイ来られるのより、実は脱いだら凄いんですの方が結果的に人気は長持ちするんじゃないかと私は思う。 例え方は、変だが「毎回セクシー衣装のタレント」よりも「美形女子アナがたまにパンチラを見せるくらいの方」が高視聴率が持続するのと同じ効果だ。 話は、脇道に逸れたが……逸れたついでに、私が「ハロー張りネズミ」第1話の感想で書いた日テレドラマ『探偵物語』の主役・松田優作の役を出来る俳優が、今、日本には居ないと嘆いた。 しかし、若干、ビルトアップで体型的には十分、「竹内涼真」には可能性があるのではないか?後は、上手く俳優として成長してほしい。 タイプは違えど私の中で、俳優名だけでドラマが見たいって思える『渡部篤郎』『安田顕』の様に画面に出て来ただけで「何かしてくれるんじゃないか?」常に期待を持たせる俳優になって欲しい。 折角なので日テレで「竹内涼真」20代のウチに『大根仁』氏と組んで『探偵物語』のリメイクなんてどうだろうか? 「まだ、早いって」松田優作ファンの方々には、怒られそうだが、ソロソロ、日本でも男優名だけで映画館に大勢の人が呼べる俳優が育って欲しいと願っている。 そして私は、今の「竹内涼真」には、そのスター性を感じている。 少々、いやかなり大袈裟な話となってしまいましたが「過保護のカホコ・第7話」を視聴して、ここまで長い持論に付き合って頂いた方々はどの様な感想をお持ちですか?(続きを読む)




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