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大井川和彦

保守分裂の茨城県知事選で自民が背水の陣 原発再稼働反対の現職知事がアベ官邸のや...
保守分裂の茨城県知事選で自民が背水の陣 原発再稼働反対の現職知事がアベ官邸のやり口や口利きを告発する異例の展開に=皆さんはどうお考えになりますか? http://lite-ra.com/2017/08/post-3414_4.html 横田一「ニッポン抑圧と腐敗の現場」20 2017.08.26 茨城県知事選の応援に駆けつけた小泉進次郎議員(写真・横田一) 都議選(7月2日投開票)で歴史的敗北、仙台市長選(7月23日投開票)でも野党統一候補に競り負けたアベ自民党が、茨城県知事選(8月27日投開票)を“踏み台”に政権浮揚をはかろうとしている。 立候補は、自公が推薦する元経産官僚でドワンゴ役員の大井川和彦候補、7期目を目指す現職・橋本昌候補、共産党推薦の鶴田真子美候補の3人だが、大井川候補と橋本候補が保守分裂の激戦を繰り広げており、自民党は「内閣改造後、初の大型地方選挙」と位置づけて、大物国会議員が続々と現地入り。国政選挙並の総動員体制で臨んで、自公推薦候補勝利につなげて10月の衆院トリプル補選への弾みをつけると同時に、都議選で悪化した「自公の関係修復」もする狙いが見え見えなのだ。 安倍政権の“本気度”は、告示前後に現地入りした国会議員の顔ぶれをみると一目瞭然だ。告示前から菅義偉官房長官や石破茂氏らが駆けつけ、告示日には山口那津男・公明党代表、そしてラストサンデーを含む先週末の3日間にも、18日(金)に再び石破氏、19日(土)には岸田文雄・政調会長(前外務大臣)や石井啓一・国交大臣や加藤勝信・厚労大臣、そして20日(日)には小泉進次郎・筆頭副幹事が茨城に入り、元経産官僚の大井川和彦候補の応援演説をしたのだ。さらに、進次郎氏や石破氏は25日(金)にも応援に駆けつけている。 永田町の論理(都合)が地方に持ち込まれる異例の展開に対して、7期目を目指す橋本昌知事は「『中央対県民党』の戦いだ」と反発。「自民党から自民党県議45人に130万円ずつ(合計で約6000万円)が配られた」と報じられたことから、11日の古河駅前での街宣では「金権選挙NO!」「県民党の底力」と横断幕に掲げ、次のような自民党批判で対決姿勢を露にした。 「何で首相官邸が、自民党が(茨城県知事選に)関与してくるのか分かりません。森友・加計問題、あるいは日報問題で支持率が下がっているわけですから、それをこっちの選挙で勝って上げようというのは無理な話です。日本全体の政治をきちんとしてもらわないといけない。そんなに自民党国会議員がこっちに来る暇があるのなら、自民党の議員を減らせばいいのですよ。給料をもらいながら選挙運動ばかりやってもらっていては困る」(橋本氏の街宣) 原発問題に限って言えば、多選で高齢の橋本氏が新しい政策(原発再稼動反対)を打ち出し、20歳も若い新人の大井川氏が古き原発推進政策を否定しないという逆転現象が起きていた。 原発政策だけではない。自民党が得意とする口利き政治についても橋本氏はこう批判した。 「僕が初めて知事になった頃は公共事業でも(自民党国会議員の)口利きが沢山ありました。そして県庁も議会も忖度、『(国会議員の)先生はこういうことを考えているからこういうふうにしないといけないのではないか』といろいろなことがありました。そういったことをやっと無くしたのです。それを昔に戻しては非常に困るわけです」(古河駅前での街宣) 自民党の意向に逆らえず? 原発問題を語らなくなった自公推薦の大井川候補 現場にいた公明党県議に「なぜ原発問題に触れないのか」と聞くと、こう言い切った。 「自民党に金と組織を丸抱えしてもらっている大井川候補が原発問題に触れられるはずがない。出馬会見では住民投票に意欲的だったが、自民党に反対されてトーンダウンしてしまった。ただし『(東海第二原発再稼動について)県民の声を聞く』と公約に掲げているのだから、その具体的方法、住民投票をするのかアンケート調査をするのかについて街宣で話して欲しいと思う。私はアンケート調査がいいと考えていますが」 原発政策を曖昧にした公明党本部主導の“野合的推薦”といえそうだが、実際、告示日に大井川氏を直撃しても曖昧な回答しか返ってこなかった。 「橋本氏の再稼動反対発言をどう県民が受け止めるのか」「大井川氏が“原発推進のアベ自民党の傀儡候補”と見なされるのか否か」が茨城県知事選を左右するポイントになりそうだが、安倍政権に衝撃を与えた滋賀県知事選(2014年7月13日投開票)では、“隠れ原発推進派”と疑われた元経産官僚の自公推薦候補が、卒原発で有名な嘉田由紀子・前知事が後継指名をした三日月大造・現知事に敗れた。自民党の大物国家議員が続々と現地入りしたことに対して、「中央対地方」「原発再稼動イエスかノーか」の構図に持ち込んだ三日月陣営が勝利を収めたのだ。茨城県知事選が、いくつもの共通点がある滋賀県知事選の再来となるのか否かが注目される。 転載(抜粋)(続きを読む)




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