2017/07/04
都民ファーストの会
都議会議員選挙が近づき、都民ファーストの会と、自民党との関係が分かりにくい、...都議会議員選挙が近づき、都民ファーストの会と、自民党との関係が分かりにくい、と都民としては感じているのではないでしょうか？ 小池都知事は、自民党員であるままで、都民ファーストの会のリーダーで、都議会自民党とは対立して候補者を擁立し応援しています。 若狭議員が、今日自民党執行部に進退伺いを出したそうですが、二階幹事長は、そんなの自分で決めろ、と不快感丸出しだったそうです。 若狭氏は国会議員だけど、都議選では都民ファーストの会を応援します、という事で、進退伺いを出したのでしょうが、これは枝葉末節な問題かも知れません。 思うに、小池さんも若狭氏も、自民党と都議会自民党を別のものとして考えざるを得ない、という事ではないでしょうか？ 過去十数年に渡る、都議会のドンと呼ばれる人物が中心となって、都の事業を食い物にして、利権にタカってきた連中が都議会自民党で、これらの連中の悪行を野放しにしてきた、石原、猪瀬、舛添という無能な過去3代の都知事の負の遺産を清算しなければならない、それが都政の改革である、と小池さんは思っている訳で、それを都民も支持しているのではないでしょうか？ 小池さんは、自民党に進退伺いを出していますが、自民党はこれを不問にしています。 小池人気を考えると、軽々に除名に出来ないという事のようですが、これも国民には分かり難い事ですよね。都知事選で、自民党が推す候補と戦って圧勝した小池さんを除名しないというのは、スッキリしないですよね。 都議選になるに当たって、小池さんも、その辺ハッキリさせた方が良いのではないでしょうか？ 国政政党としての自民党は支持するし、自分も自民党員である事に変わりはないが、都議会の自民党は碌でもない連中なので、これとは対立し、都議会自民党の勢力を奪い、都民ファーストの会と公明党などの小池さんを支持する勢力で都議会の過半数を得るべく戦うのです、と。 これが正直だし、分かり易いと思うのですが。 それに対して自民党が、どう対応するかは自民党の問題で、都議会自民党も自民党勢力なので、これを駆逐しようとする小池さんを容認できない、というのであれば、除名すれば良い。 しかし、安倍首相も二階幹事長もそれをやると、自民党は結局公共事業などの事業の利権に乗っかった国民ファーストではなく業界ファーストの政党であるという悪いイメージを覚悟しなければならない。 それが出来るでしょうかね？ もともと自民党はかなり多様な政見の持ち主の集まりで、それが内部で切磋琢磨して、党としての方針を決めてきた政党で、それで良いと思うのですが、都議選という地方議会選挙とはいえ、国政の縮小版のような選挙で、小池さんと都民ファーストの会という明らかに自民党に対抗する勢力が出てきたので、頭が痛いでしょうね。 でも、都議会自民党というのが、いかに悪辣低劣な連中であったかは、自民党自身が一番良く知っているんじゃないですかね。その辺をバッサリ自浄能力を発揮出来れば、大したものだけど、出来ないでしょうね。そうなると、小池さん、若狭氏を除名したところで、都議会での自民党は大敗、という事になるんじゃないでしょうか？ それで良いんですけど、都議会自民党の過去の悪行を見逃し、ドンとやらの円満引退となるのが残念ですが、いまさら過去の都の事業で業界からどれだけリベートを貰っていたか、なんて、暴けないでしょうから、仕方ないんでしょうね。(続きを読む)
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