2015/12/15
寺山修司 一匹
定型という枷が自由をもたらした~『寺山修司全歌集』 : ブック ...夏蝶の屍をひきてゆく蟻一匹どこまでゆけどわが影を出ず マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや(《空には本》) 麻薬中毒重婚浮浪不法所持サイコロ賭博われのブルース 壁越しのブルースは訛りつよけれど洗面器に湯 ...(続きを読む)
寺山修司著・ぼくが狼だった頃 マルジナリア/ウェブリブログ
ぼくが狼だった頃 ○さかさま童話史○」・寺山修司著(S54/文藝春秋社・S57/文春文庫) 狼と七匹の子やぎ これはお母さんの留守中に狼がやってきて、子やぎを飲み込んでしまうお話しですねえ。そして一匹だけ助かった子やぎと帰って来た ...(続きを読む)
短歌について質問です。 与謝野晶子の 清水へ 祇園をよぎる 桜月夜 こよひ逢う人 ...
短歌について質問です。 与謝野晶子の 清水へ 祇園をよぎる 桜月夜 こよひ逢う人 みなうつくしき という短歌での句切れはどこでしょうか? 考えてもよくわかりませんでした。 加えて、寺山修司の 夏蝶の 屍をひきてゆく 蟻一匹 どこまでゆけど わが影を出ず この短歌の句切れも教えていただけたら喜びます。 よろしくお願いします。(続きを読む)
斎藤茂吉と芦田愛菜と指原莉乃と寺山修司の会話を予測してみようかpart2 芦田愛菜...
斎藤茂吉と芦田愛菜と指原莉乃と寺山修司の会話を予測してみようかpart2 芦田愛菜「他にはどんな歌がお好きですか」 指原莉乃「吉井勇のわが胸の鼓のひびきたうたらりたうたうたらり酔へば 楽しきも 割りと好きです」 芦田愛菜「おお、すばらしいですね」 斎藤茂吉「指原莉乃さんは写生の歌はお好きではないのかな 」 指原莉乃「街を行き子供のそばを通るとき蜜柑の香せり冬がまた来るという歌が好きです」 斎藤茂吉「木下利玄ですね」 芦田愛菜「木下利玄は学習院で白樺派でしたね」 斎藤茂吉「彼は私より四つ年下で反アララギ派の日光に参加していました」 指原莉乃「でもこうして見るといい詩は派閥を越えて不朽ですね」 寺山修司「坊主町寺町米町大工町老母買う町あらずや燕よ」 芦田愛菜「寺山さんは鳥がお好きなんですね」 指原莉乃「さう言へば斎藤茂吉さんには燕を詠んだ有名な歌がありますね」 芦田愛菜「喉赤き燕二つ梁にゐて足乳根の母は死にたまふなり」 指原莉乃「鮮烈な色彩感覚が一躍斎藤茂吉先生を歌壇の第一人者にした有名な歌ですね」 芦田愛菜「この歌は旧制中学に行くために故郷山形県金瓶村を離れ、旧制第一高等学校、東京帝国大学医科大学を経て医師となった斎藤茂吉さんが田舎の母親の死に際して帰省してお詠みになった歌でしたね」 斎藤茂吉「そうでした」 指原莉乃「私もふるさと大分県を離れて東京に来ているのでこの歌の真価はわかります」 寺山修司「夏蝶の屍(し)をひきてゆく蟻一匹どこまでゆけどわが影を出ず」 斎藤茂吉「寺山さんは自分の殻にとじ込もっているんだな」 指原莉乃「ええ、そのようですね」 芦田愛菜「寺山修司さんのような歌風の歌人は他におられますか」 指原莉乃「 馬を洗はば馬のたましひ冱(さ)ゆるまで人戀はば人あやむるこころ 」 斎藤茂吉「塚本邦雄さんですね」 指原莉乃「ええ寺山修司さんの歌に少し浪漫性を足して華麗にしたものといえませう」 芦田愛菜「こうして見てくると日本の短歌は多彩な才能を析出してきましたね」 指原莉乃「はんたうにさうですね」 斎藤茂吉「私は万葉集の柿本人麻呂を尊敬しています」 芦田愛菜「私は綾小路きみまろさんを尊敬しています」 斎藤茂吉「その方はどんな歌を詠まれるのですか」 芦田愛菜「 「何が食べたいの。」と聞くだけ聞いて、いつものおかず 」 斎藤茂吉「見事な写生の句だ」 指原莉乃「今度会う機会があったら斎藤茂吉先生がほめていたとお伝えしておきます」 斎藤茂吉「ありがとう」(続きを読む)
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